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ゴボウ◎豊富な食物繊維が便秘を改善し大腸癌の予防も

豊富な食物繊維を含むゴボウは、漢字では「牛蒡」と記され、わが国には3世紀ごろに中国から伝わったとされます。ただし、中国でゴボウは利尿作用や強壮作用を持つ薬として用いられており、食用としているのは世界でも日本と韓国くらいだといわれています。

ゴボウの食物繊維は、根菜類の中でも特に多いことが知られています。食物繊維は、他の栄養素のようにそれ自体が消化・吸収されることはありませんが、カラダに良い様々な働きをすることがわかっています。代表的なのが便秘の改善効果で、食物繊維は便の量を増やして腸の動きを活発化させます。

またゴボウには、便秘の改善による大腸がんの予防効果も期待されています。多くの食物繊維を摂取することにより便秘が改善すれば、便が腸にとどまる時間が短くなり、胆汁酸など発がんに関与する物質が排出されやすくなるためです。そうした効果を実証するための研究が、各方面で進められています。

さらに食物繊維には、血中コレステロールを低下させる働きもあります。一方、ゴボウに多く含まれるイヌリンという物質には、血糖値を上がりにくくする働きがあることも明らかになっています。このためゴボウには、動脈硬化や糖尿病といった生活習慣病を予防する効果も期待できるわけです。

日本人が摂取すべき1日当たりの食物繊維は18〜20gとされますが、60歳以上の高齢者を除けば、各年代の摂取量はそれを大きく下回っています。煮物やきんぴら、混ぜご飯など、日ごろの食事にゴボウをうまく取り入れるようにしたいものです。


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